OS Upgrade: Model:Samples 1.12
Model:Samples OS 1.12では、兄弟機であるModel:Cyclesにあわせて動作が高速化されました。このアップグレードにはパフォーマンスを改善するいくつかのバグ修正とユニットのディスプレイのコントラスト調整といった機能の追加が含まれています。
Model:Samples OS 1.12リリースノート
Elektron Music Machines
2020年3月11日
アップグレード手順
アップグレードの手順につきましてはこちらのページをご覧ください。
OS 1.02Bから1.12への変更点
改善点
PAD/VELメニューにベロシティモジュレーションを追加しました。
DEVICE CONFIGメニューにスクリーンコントラスト設定を追加しました。
AUDIO CONFIGメニューにUSBオーディオアウトプットゲインパラメーターを追加しました。
PITCHパラメーターのバリューがより高解像度に対応。小数点以下のバリューを調節できるようになりました。
LFO DEPTHパラメーターのバリューがより高解像度に対応。小数点以下のバリューを調節できるようになりました。
モジュレーション宛先の表示順序がパネル上に表示される順序と対応するよう変更されました。
TRACK SETUPメニューのKBTとPADスナップバリューの差が1オクターブと対応しました。
より早く目的のバリューに到達できるようにエンコーダーの反応を向上させました。
SysExによるプロジェクトのバックアップを送信しようとしてUSB + MIDIが選択されている場合、ユーザーはUSBのみのポート設定を選択するよう求められます。これはデータ転送を高速化するために必要な工程となっています。
ディレイタイムの初期設定値を24にしました。
ディレイフィードバックの初期設定値を50にしました。
SCALEメニューでMODをPTNに設定しているとき、CHGバリューの表示がOFFの代わりにLENと表示されるようになりました。
バグフィックス
パターンチェーンを利用する際に[TRIG]キーから手を離す前に[PATTERN]キーから手を離すと無視されプレイされない不具合を修正しました。
STRAGEスクリーンにおいて稀に使用可能容量が100%と誤って表示される不具合を修正しました。
MIDIチャンネルのひとつでOUT CHANをOFFに設定するとすべてのMIDIチャンネルでシーケンスデータが送信されなくなる不具合を修正しました。
シーケンサーの最初のステップにパラメーターロックを設定すると稀にデバイスがフリーズしてしまう不具合を修正しました。
パターン選択モードが稀に意図せずアクティブになってしまう不具合を修正しました。
パターン/バンク選択のタイムアウト処理中にノブを回したりキーを操作してもタイムアウト処理がそのまま続行してしまう不具合を修正しました。
ユニットの電源をオンにした後、完全な起動処理が完了する前に電源を落とすとフリーズしてしまう不具合を修正しました。
PITCHパラメーターがLFOモジュレーション宛先リストで誤ってTUNEという表記になっている不具合を修正しました。
名前付けメニューでスペースをふたつ入力するとスペースが挿入されずに名前付けメニューが終了してしまう不具合を修正しました。
RETRIG SETUPメニューに含まれるFADを取り除きました。この機能は[PADS]の感圧により利用できるためです。
STOCKプロジェクトをロードしたときにPAD/VELメニューでFIXのバリューが0になってしまう不具合を修正しました。
ユニットがMIDI CC All notes Offメッセージを受け付けない不具合を修正しました。
事前に設定されたスケール設定が1x以外の状態でトラックごとに異なるスケール設定にしているとシーケンサーの同期が外れてしまう不具合を修正しました。
トリガー条件でPREやNOT PREが設定されているとき、パターン再生の1周目で適切にトリガーが実行されない不具合を修正しました。
稀に現在のトラックの設定範囲外にトリガーが配置されてしまう不具合を修正しました。